レーザー治療

三軒茶屋のふじわら歯科医院です。
レーザー治療のメリットって?
Q私は麻酔の注射がとても苦手です。レーザー治療だと麻酔が必要ないって本当ですか?
A「すべての治療で麻酔が必要ない」というわけにはいきませんが、たしかにレーザーには痛みの抑制効果があります。ほかにもいろんなメリットがありますのでご紹介していきましょう。

歯科のレーザー治療に興味をもっていただいたとは、うれしいですね。
レーザーを積極的に取り入れている私の歯科医院でも、最初からレーザー治療を希望して来院される患者さんも実は増えているんです。
どんな治療でも麻酔がいらない、というわけにはいきませんが、レーザー治療は従来の治療に比べて格段に痛みを抑制できます。虫歯治療に適したレーザーを使うと、通常麻酔を使わずに虫歯を削ることができます。また、膿んだ歯周ポケットの粘膜を蒸発させ取り除く治療なども、麻酔を使わずに行うことができます。
ただ、レーザーならではの効果は、痛みの抑制だけではありません。たとえば歯茎を切開するとき、レーザーを使うとほとんど出血せず、術後の疼痛を格段に減らすことができます。しかも傷口の治りが格段に早くなります。なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
それは、レーザー治療には痛みの抑制効果のほかに、止血効果、殺菌効果、細胞を活性化させる効果などがあるからです。非常に強い光線のエネルギーで切開しながら、レーザーは同時に、切開した傷口を熱効果で処理してふさぎ、止血をすることができます。そして傷口の殺菌もします。
これだけでも術後の疼痛が格段に減って傷の回復が早いのですが、拡散して柔らかくなったレーザー光線には、細胞を活性化して新陳代謝を促す効果があります。そのおかげで、照射した周囲の治癒はますます早くなるというわけです。
レーザーにはいくつもの種類があり、実際のところ、その効果や適応症例は少しずつ違います。厳密には、その種類ごとに治療のメリットも少しずつ異なるわけです。しかしあえてレーザーを使うメリットとして大きな括りでお話をするなら、どのレーザーにも共通のメリットとして挙げられるのが、痛みの抑制効果、止血効果、殺菌効果、細胞を活性化する効果ということになるでしょう。
レーザー治療には副作用と指摘されるようなものはほとんどなく、口内炎治療にも、歯周病の治療にも、入れ歯の傷の治療にも、抜歯後の止血にも、歯茎の手術にも、最近では虫歯の処置やインプラント治療にもと、あらゆる治療で応用できるのが強みです。患者さんには大変喜ばれ、ときには、治りが早くて治療をした私たちまで驚いてしまうようなケースもあるほどです。