歯周病(続き)

こんにちは。三軒茶屋下馬野沢エリアのふじわら歯科医院です。そろそろ新緑の時期ですね。GWはいかがお過ごしでしょうか?
今年は熊本の大地震があり、甚大な被害を受けられた方には、心からお見舞い申し上げます。
さて歯周病と全身疾患についてお話しようと思います。
歯周病菌は、口から体に取り込まれたり、歯周ポケットの炎症部から血管の中に入り、体中の組織に入り込んで血栓を作ったり、血管を細くしたりします。米国歯周病学会の報告では、歯周病にかかっている人が心臓発作を起こす危険度はそうではない人の2.8倍、脳卒中は3倍と言われています。歯周病のある人の早産の率はなんと7.5倍も高いそうです。
また、重い歯周病がある人ほど動脈硬化があることも分かっています。ほかにも呼吸器疾患や関節炎、糖尿病など様々な全身の病気の発症や進行にかかわっています。
特に糖尿病との関係はよく知られており、糖尿病の人が歯周病にかかりやすいこと、反対に、歯周病菌が血糖値をコントロールするインスリンの働きを阻害するという相互の影響が知られています。
定期的に歯科医院でチエックを受けましょう。