新年あけましておめでとうございます。
三軒茶屋、下馬、野沢エリアのふじわら歯科医院です。
今年も寒波がやってきましたね。寒くなりました。今週末にはセンター試験があるそうです。
寒さに負けず、がんばってください。
さて
「歯を磨いているのにどうして虫歯ができるのですか?」
とよく質問をいただくので、まとめてみました。
虫歯のできやすい場所の汚れが落ちていないからだと考えられます。
それでは歯を磨いていないのと同じです。
歯磨きの最大の目的は、プラーク(歯垢)を落とすことです。歯を磨くタイミングに注意するとともに、特にプラークの付きやすい場所を丹念に磨く必要あり、正しいブラッシングしなければなりません。歯磨きのポイントは次の4つです。
その日の汚れはその日に落とす
虫歯のできやすい場所(歯の噛む面、歯と歯の間、歯と歯茎の境目)をしっかり磨く
口の大きさに合った歯ブラシを選び、直角に当ててソフトタッチで磨く
歯磨き粉はつけなくてもよい
口の中は細菌類が住むのに適当な環境になっています。虫歯菌は、ものを食べた後、数分後位から食べかすを腐らせて、口の中を酸性にします。この酸が30分後くらいの間に歯を溶かして虫歯にしていきます。
虫歯を防ぐには、口の中にプラークをためないことが大切です。食べた後は30分以内に歯磨きをする習慣をつけましょう。糖分の少ない食生活を心掛け、糖分が口の中にある時間をなるべく少なくしてください。
歯の磨き方には何通りかの方法があります。症状や年齢によっても適切な磨き方は違ってきます。
最も一般的な方法は、「スクラッピング法」です。歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境界に垂直に当て、小刻みに横にこすってプラークを取り除きます。
歯周病の方に適しているのは「バス法」です。歯と歯肉の間に45度の角度で当てた歯ブラシを小刻みに動かし、歯肉溝の中にあるプラークも除去します。
かかりつけの歯科医院で歯磨き指導を受け、自分の状態にあった磨き方をマスターしてください。せっかく虫歯を治療しても、同じ磨き方だとまた同じところから虫歯になります。歯と歯の間のプラークは、歯ブラシでは完全に取り除くことはできません。歯間の掃除には、歯科衛生士指導の下、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシという専用のブラシなどを使うようにしましょう。
ただ、たとえ毎日時間をかけて丁寧に歯を磨いたとしても、歯と歯の間や歯の裏側、奥歯の裏など、歯ブラシの届きにくい箇所の汚れを完全に落とすことができません。磨ききれないところにはどうしてもプラークがついてしまいます。
ですから、徹底的に汚れを落として清潔な歯を保つためには、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらうことをおすすめします。
虫歯や歯周病のある人は、3か月に一回はクリーニングに通いましょう。
それ以外の人も、半年に一回くらいはお掃除をするのが望ましいと思います。体質によって歯石が付きやすい人と付きにくい人もいるので、歯科医と相談の上でクリーニングのペースを決めるようにしましょう。特に一度虫歯になったところは歯ブラシが当たっていないので、今までと同じではまた虫歯になる可能性があります。歯科医院でブラッシングの方法をトレーニングしてもらいましょう。