親知らずは抜いたほうが良いか?

三軒茶屋、野沢、下馬エリアのふじわら歯科医院です。「親知らずを抜いたほうがいい」と歯科医師から指摘されたことのある方、結構おられるのでは?横向きに生えた親知らずは、隣の歯を押して傷めたり、虫歯や歯周病の温床になってお口の中で深刻な悪さをしている場合があります。
そんな親知らずは若いうちに抜歯しておいて「正解」です。
ただ、親知らずの抜歯って大変ですよね。それで、指摘されてもに二の足を踏む方が多いのです。
そういったときには、抜かずに様子を見ます。
歯の萌えかたによっては簡単に抜けますが、横向きになって顎の骨に埋まっている場合は、まず顎の骨を削って親知らずの頭を出し、その歯を割ったり削ったりして少しずつ取り除いていきます。
こうして歯を削る必要がある分、他の歯の抜歯と違って、術後数日は痛んだり、腫れたりします。歯を抜くのは、治療とは言え、からだにとって切り傷や打ち身みたいな怪我です。ですから、治るのに時間がかかるのは自然のことなんです。ただ、処方された薬はお薬はきちんと飲んでくださいね。痛み止めは腫れ止めも兼ねていますし、抗生剤は切り傷の感染を防ぎます。お薬の力を借りて、抜歯後の痛みやストレスから解放されることも大切です。
ところで、腫れた頬を保冷材でガンガンいるということ。たしかに熱を持っている頬を冷やすのは、気持ちがいいでしょう。でも保冷剤で冷やすのは、傷の治りには良くないようです。
専門の先生にお聞きしたところ、「熱をもってつらいときは、冷やすとだいぶ楽になると思います。ただし保冷剤や氷を使うと冷えすぎになるので、水に濡らして絞ったタオルで冷やす程度がいいでしょう」とのことでした。冷やしすぎると血行が悪くなり、傷の治りが遅くなってしまうことがあるそうです。
しばらくは腫れて辛いこともありますが4.5日すれば目に見えて腫れが引いてきます。冷やしすぎに注意しながら、お大事になさってください。