月別アーカイブ: 2015年4月

治療が終わったら・・・

 治療がしっかりと終わったら、今度は再発を予防するための歯科医院との新たなお付き合いが始まります。歯石や歯周ポケットにまた溜まって治療がやり直しにならないように、私たち歯科のプロと一緒に炎症のない快適なお口を維持してよく噛める歯を守りましょう。
歯石が歯茎の奥深くに隠れていると、これを綺麗に取り切るにはかなりの根気がいります。もしも歯石を取り残せば、歯石がまとわりついているプラークも歯茎の中に残ってしまいます。するとプラークに潜む歯周病菌が毒素を出し続けるので、歯周炎はなかなか治りません。
しっかりと歯周炎を治療し歯を守るために何よりも必要なのが、徹底的に歯石を取り除くことです。それには、患者さんに何度も通っていただき、お口の中を何ブロックかに分けて根気よく丁寧に取り除く必要があります。
また、歯茎の奥の方までよく取り除こうとすると、治療直後に歯茎が痛んだり、歯がちょっとしみたりすることがあります。必要に応じて麻酔を使って治療をしますが、長い間歯石を溜め込んでいた方ほど、私たちも硬い歯石と戦わなければならず、不快感や知覚過敏が出やすくなるのです。ほとんどの場合は、2~3日でおさまりますが、時にはもう少し長く続くこともあります。気になる症状がありましたら、私たちに遠慮なくお知らせいただきたいと思います。
もちろん、歯石を除去するとき、私たちは歯や歯茎を傷つけないように、細心の注意を払っています。しかし、歯面についてから時間の経った歯石は、とてもしつこく歯にこびりついています。力を入れてガリッガリッと器具を使わないと、なかなか取れるものではありません。患者さんの歯にとって酷なこうした治療は、一度徹底的にやり終えたら、私たちとしても、二度と繰り返したくありません。
そこで歯周炎の治療が終わったら「これでもう歯医者に行かずに済む」などと思わず、再治療が必要にならないように、歯科医院へメンテナンスに通って、定期的に歯周ポケットの中まで綺麗にしてもらいましょう。もしもまた歯石が歯茎の中についても、まだ歯石が柔らかいうちであれば、ガリガリしなくてもきれいに取り除くことができます。定期的にこうしていれば、二度と歯に余分な負担をかけずに済みます。
歯周炎の治療をした患者さんの歯茎は、キュッと引き締まり治ったように見えます。
ところが、健康な人よりも歯周ポケットが深い分、プラークが溜まりやすく、歯石がつきやすいのです。「治療が終わった!」と油断していると、歯周ポケットの中にまた歯石がガチガチにつき、治療が一からやり直しになってしまいます。
患者さんにとっても、私たちにも楽しいとは言いがたい歯石除去。何度も通ってしっかりと治療を終えホッとしたら、今度は治療のためではなく、健診と、歯周ポケットの中まで綺麗にできるプロのクリーニングを受けるために、定期的においでください。
治療の終わりは、再発防止の始まりです。私たち歯科のプロとの新たなお付き合いを是非はじめましょう。

天気いいですね!

4月というのに、最近雨が続いていましたが、今日はとても天気がよく、春と言うより初夏に近い陽気になりました。
天気がいいと心地よいですね!目の前の中学校を写してみました。
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