月別アーカイブ: 2014年8月

子供の舌の癖(くせ)って何?

舌癖の原因と対処法って?

三軒茶屋のふじわら歯科医院です。
Qうちの子にはなぜか舌癖があるのでしょう?どういうきっかけでなるのですか?
A離乳の時期や指しゃぶりなど様々な原因があります。対処法についてもお教えしましょう。

●離乳の時期を遅くしすぎていませんか?
2歳を過ぎても授乳を続けていると、舌を前方に出して乳首を巻き込みしぼるようにして飲む乳児独特の舌の動きのために、舌を前に出すクセが残りやすくなってしまいます。また離乳期からはじまる、噛んで飲み込むための舌の動きの訓練が足りなくなることがあります。その影響で、飲み込みのための上手な舌の動きが獲得できず、舌が下がったり前に出る原因となります。
●対処法&アドバイス
授乳をなかなかやめられないお母さんも多いかと思います。授乳は親子の絆を育んできた証、やめるきっかけがないかもしれませんが、とくに添い寝の授乳は虫歯の原因にもなります。お子さんのためにも2歳を目安に卒業させましょう。

●指しゃぶりや、おしゃぶりも遅くまでしすぎていませんか?
指しゃぶりのクセがあると、指が押してしまうことで指の形に合わせて上と下の前歯のあいだにすき間ができ、あごの骨も押して変形させ、開咬の原因になります。大きくなってもやめられなかったり、さらに開咬の穴に下を突っ込むクセが始まってしまうと治りにくい難症例になってしまいます。また、おしゃぶりやタオルなどを口に突っ込むクセもよくありません。指ほど固くはないので影響は少ないですが、同じように開咬の原因になります。
●対処法&アドバイス
1歳半を過ぎたら、2歳を目安に徐々に指しゃぶりやおしゃぶりもなくしていきましょう。開咬になってしまってもそのすき間に舌を突っ込むクセが出なければ、指しゃぶりをやめた後、半年もかからずに歯並びがよくなることもありますが、すき間に下を突っ込むクセが出てしまうと、そのクセを直すのは非常に大変です。ただ無理矢理やめさせると精神的に不安定になってしまうことがあります。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったからやめようね」と話し、手遊びをしたり、外遊びを思い切りさせるなどの夢中になれることができるとやめられるかもしれませんね。親が焦らずにゆっくり構えることが大事です。

●乳歯を早く抜きすぎていませんか?
乳歯を早めに抜きすぎると、永久歯がなかなか生えてこないことがあります。歯がなかなか生えてこないと、歯がないところのすき間から空気が漏れて飲み込みにくく発音しにくい上、そのすき間がきになって、あいだに舌を突っ込むクセがつくことがあります。歯が生えてきてもそのクセだけが残ると、開咬の原因になってしまいます。
●対処法&アドバイス
乳歯はぐらぐらして気になっても、早く抜きすぎないようにしましょう。乳歯が抜けた後、永久歯がなかなか生えてこない場合は、歯茎を切開して永久歯が出てきやすくしたり、時には義歯を使って舌癖を防ぐこともあります。乳歯を抜歯する基準はかわりの永久歯が見えてきたときです。ご相談ください。

●気になる場所があるのに放置していませんか?
口の中に大きな虫歯やぐらぐらなのになかなか抜けない乳歯などの気になる場所があると、つい下で触ってしまうことがあります。このクセが長く続くと、舌に押されて歯が動き、開咬の原因になってしまいます。
●対処法&アドバイス
気になるところがある場合は放置しないでなるべく早く歯科医院の健診に通って、生え替わりによる口の中の変化をみてもらったり、虫歯予防をしていきましょう。

80歳で20本の歯を残しましょう!

自分の歯が20本以上あれば物は噛めるとされています。
三軒茶屋のふじわら歯科医院です。

子供の頃から習慣的に行っている歯磨き。「毎食後、歯磨きをして口の清潔を保ちましょう!」と教えられ、継続してきました。しかし、欧米と比べ、日本人の口の健康状態はそれほど良好ではないということを知っていますか?人間は、年老いても残存歯が20本あれば、問題なく食べ物を咀嚼し、食べることができると言われています。そこで、日本歯科医師会は「80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ」という、8020運動を1989年から提唱してきました。厚生労働省による2011年の歯科疾患実態調査では、8020達成者は3人に1人と過去最高になりましたが、依然として年老いたら歯が抜け落ちて入れ歯になるのが当たり前だという意識がどこかにあるのも事実です。これは、「歯が痛くなってから歯医者さんに行く」という潜在意識がそうさせており、「虫歯や歯周病にならないように歯医者さんに行く」という観念にシフトできていない現状があると言えます。この状況から脱するためには、まず、私たちは口の健康が全身状態とどのように関係しているのかを知り、口腔ケアの正しい知識を身につけて実践していく必要があります。

口腔ケア軽視から口腔ケア重視の時代へ
日本人の平均寿命が世界一になってからというもの、とにかく寿命を延ばすことだけを考えてきた医学界は反省をこめて、個人の尊厳や健やかに老いることを重視した、「健康寿命」に焦点を当てるようになりました。「健康寿命」とは、日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間のことです。しかし、その中でも口腔ケアは軽視されがちでした。2000年に施行された介護保険では、口腔ケアに触れた言葉は一切見当たりませんでした。しかし、06年に改定された介護保険でようやく口腔機能に関する評価やサービスが導入されました。口の健康は、自立した日常生活が送れている人にとっては、毎日の歯磨きや定期的な歯科医院への通院で問題なく維持できます。しかし、要介護者にとっては様々な問題があります。たとえば、①本人および介護者が口腔ケアの重要性を認識できていない、②全身状態が不良で口腔ケアに必要な体位をとらせることができない、③むせや誤嚥する危険性が高く、十分にケアを行えない、④より個別性に合わせた口腔ケアが行えないなど、より専門的な技術を求められるケースも多くあります。

口腔機能低下チェック
□ 食事が楽しいと思えない
□ 半年前と比べてかたいものが食べにくくなった
→「はい」と答えた方
□ 歯の痛みなどが原因で食べにくいものがある
□ 奥歯でしっかりかみ合う歯がない
□ 噛む力が弱くなった気がする

□ 食事中の食べこぼしがある
□ お茶や汁物などでむせることがある
□ ガラガラうがいが出来ない
□ 唾液を繰り返して30秒間に3回以上飲めない
□ 口の渇きが気になる
□ 口臭を指摘されたことがある
□ 寝る前に歯や義歯の手入れをしないことがある

チェックがついた項目の改善方法をかかりつけの歯科医と相談しましょう。

目立たない矯正

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三軒茶屋のふじわら歯科医院では、「新しい笑顔」で始める、新しい歯科矯正治療を行っております。
●インビザラインシステムのメリット
・目立たない
インビザライン・アライナーは透明に近く目立たないため、装着していることがほとんど分からず、見た目によるストレスを感じさせません
・取り外しができて衛生的
食事や歯磨きの時はアライナーを取り外すことができるため、普段どおりに歯のお手入れができ、口腔衛生を健康な状態に保つことができます
・口腔内トラブルが少ない
ワイヤーやブランケットを使用しないため、口の中の違和感が少なく、矯正装置が外れてしまうなどのトラブルの可能性も少なくなります

「目立たない」という選択
装着していても周囲から気付かれにくい、マウスピース型の矯正装置「アライナー」を使って歯並びを矯正するインビザラインであれば、矯正治療中も笑顔を見せることができます。カスタマイズされたアライナーを2週間ごとに交換しながら装着することで、綺麗な歯並びへと変化を遂げていきます。少しずつ歯が移動するにつれて、理想的な笑顔へと近付いていくことでしょう。

主な症状例―あなたの歯並びは?
でこぼこした歯並び、歯と歯の隙間、上の歯が出ている、下の歯が出ている、上の歯が舌の歯を隠している、奥歯は噛んでいるが前歯は噛んでいない

「インビザライン・システム」という選択
・患者様一人ひとりの歯にカスタマイズ
インビザラインは、患者様一人ひとりの歯に合わせて作製される、「インビザライン・アライナー」を装着することで段階的に歯を動かし矯正を行います。

・いつでも簡単に取り外し可能
アライナーは装着していても違和感が少なく、取り外しが可能なため、食事や歯磨きなど日ごろの多忙なライフスタイルにも支障がありません

インビザライン・システムに関するQ&A
Q:治療できる範囲は限られますか?
A:一般的な矯正装置と同様、治療の適用範囲に制限は設けておりません。但し、担当医の治療方針等によって対応できる範囲が異なるため、詳しくは担当医へご相談ください。

Q:治療期間はどれくらいですか?
A:治療期間は先生の治療方針や治療計画等によって異なりますが、従来の矯正治療とほとんど変わりがないと矯正歯科医から報告されています。

Q:治療に痛みはありませんか?
A:痛みの感覚には個人差がありますがマウスピース矯正は一般的に従来の矯正装置のようにブランケットやワイヤーによる痛みや不快感が少ないと矯正歯科医より報告されています。

Q:治療費用はどれくらいかかりますか?
A:治療費用は、必要な治療の種類や期間等を踏まえて決定されます。お支払いプラン等も医院によって異なりますので、各医院へご相談ください。

Q:年齢に制限はありますか?
A:年齢による制限はありません。永久歯が完全に生え揃っていない患者様も、インビザラインによる治療が可能です。詳しくは治療を担当する矯正歯科医に直接ご相談下さい。